シミや肝斑に悩んでいませんか?
シミや肝斑は、紫外線やホルモンバランスの乱れなどによって、肌にできる色素沈着です。シミがあると、肌がくすんで見えたり、老けて見えたりする原因となります。
シミを改善するためには、メラニン色素の生成を抑えることが大切です。そこで注目されているのが、ハイドロキノンです。
ハイドロキノンは、メラニン色素の生成を抑える効果がある成分です。化粧品や医薬品に配合されており、シミの改善に効果が期待できます。ここでは、ハイドロキノンの基礎知識から使い方、注意点までを解説します。シミやそばかすにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
\ シミやくすみを改善!/
おすすめハイドロキノンアイテム
ハイドロキノンとは?
ハイドロキノンは、チロシンという酵素の働きを抑制することで、紫外線や摩擦などの刺激によって生成される色素「メラニン」の生成を抑える働きがあります。
ハイドロキノンによってメラニンの生成を抑えることで、シミやそばかすなどの色素沈着を改善することができます。
様々な種類のシミに効果があり、最も効果的なのは、メラニンの過剰産生が原因となるシミです。具体的には、肝斑、雀卵斑、炎症性色素沈着などがこれに含まれます。また、 ハイドロキノンは、美白効果もあります。メラニンの生成を抑制することで、肌の黒ずみを改善します。
ハイドロキノンは、化粧品にも配合されています。1%以下であれば市販品で購入することができます。2%以上になると医薬部外品、3%以上になると医療機関で処方される医薬品となります。
ハイドロキノンの作用
ハイドロキノンは、シミの改善や予防に効果的と言われていますが、どのような働きかけをしているのでしょうか?
①:メラニン色素の合成に関わる酵素の活性を抑制する
あ
メラニン色素は、チロシナーゼという酵素によって合成されます。ハイドロキノンは、チロシナーゼの活性を抑制することで、メラニン色素の合成を阻害します。
②:メラニン色素の産生細胞そのものを減少させる
あ
メラニン色素の産生細胞は、メラノサイトと呼ばれます。ハイドロキノンは、メラノサイトの増殖を抑制することで、メラニン色素の産生細胞そのものを減少させます。
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制する作用を持つ漂白剤です。メラニンは、紫外線や炎症などの刺激によって生成される色素です。ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制することで、シミやそばかすなどの色素沈着を改善する効果があります。
ハイドロキノン どんなシミに効果的?
ミやそばかすなどの色素沈着を改善できる成分ですが、効果が期待できるシミと、効果が期待しにくいシミがあります。
老人性色素斑 | 炎症後色素沈着 | 肝斑 | そばかす | 扁平母斑 | 脂漏性角化症 |
〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
老人性色素斑(加齢シミ)、炎症後色素沈着(ニキビ跡、傷跡など)、肝斑 これらのシミは、メラニン色素の過剰な生成によって引き起こされます。ハイドロキノンは、メラニン色素の生成を抑えることで、シミの色を薄くしたり、消したりする効果が期待できます。
そばかす、扁平母斑(茶アザ)、脂漏性角化症(老人性イボ)、これらのシミは、メラニン色素の過剰な生成だけでなく、メラノサイトの増殖や移動などの複雑なメカニズムによって引き起こされます。そのため、ハイドロキノンだけでは効果が期待できない場合があります。
ハイドロキノンの肌への効果
ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素の生成を抑える作用があります。メラニン色素は、紫外線や加齢などによって過剰に生成されると、シミやくすみなどの原因となります。
また、ハイドロキノンは、メラニン色素の生成に関わる酵素の活性を抑制することで、メラニン色素の生成を抑えます。また、メラノサイト(メラニン色素を産生する細胞)そのものを減少させる作用もあると考えられています。
ハイドロキノンの美白効果は、シミの予防と改善の両方に期待できます。
ハイドロキノンの肌への効果は、大きく分けて以下の2つ…
- 新しくシミができるのを防ぐ
あ
メラニン色素の生成に必要な酵素「チロシナーゼ」の働きを抑制します。これにより、シミの原因となるメラニン色素の生成が抑制され、新しくシミができるのを防ぐ効果が期待できます。
あ - すでにあるシミを薄くする
あ
すでに生成されたメラニン色素にも作用し、その色素を薄くする効果があります。
ハイドロキノンを使うことによって、
- シミの濃さの軽減
- シミの面積の縮小
- シミの再発予防
などの効果が期待できます。個人差がありますが、2~3ヶ月の使用で効果が現れると言われていますが、皮膚の乾燥、皮膚の炎症、白斑などの副作用が出る可能性があるので注意が必要です。
40代・50代・60代 年代別:ハイドロキノンの効果
40代・50代・60代と年齢を重ねるにつれて、シミやそばかすができやすくなります。これは、紫外線やホルモンバランスの変化などの影響により、メラニンの生成が活発になるためです。
ハイドロキノンは、これらのシミやそばかすを改善する効果が期待できますが、年代によって、効果の出方に違いがある場合があります。
40代
あ
40代は、シミやそばかすなどの色素沈着が目立ち始める年代です。
あ
ハイドロキノンを使用することで、初期のシミやそばかすを効果的に改善することができます。 40代では、ターンオーバーが約55日程度と、若い頃と比べて遅くなっているため、ハイドロキノンの効果が現れるまでに時間がかかる場合があり、副作用として、皮膚の乾燥やかゆみなどが起こる場合があります。
50代
あ
50代は、シミやそばかすができやすくなり、色素沈着が深くなる場合があります。
あ
ハイドロキノンを使用することで、深いシミやそばかすを改善する効果が期待できます。 50代では、ターンオーバーがさらに遅くなり、約75日程度かかることもあります。そのため、40代と同様に、ハイドロキノンの効果が現れるまでに時間がかかる場合もあります。また、副作用が出やすくなるので注意が必要です。
60代
あ
60代は、シミやそばかすなどの色素沈着がさらに濃くなり、目立ちやすくなる年代です。
あ
ハイドロキノンを使用することで、シミやそばかすの濃さを薄くする効果が期待できます。 60代では、ターンオーバーが約100日と、さらに遅くなり、40代や50代と同様に、ハイドロキノンの効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。また、副作用が出やすくなるので注意が必要です。
ハイドロキノンは、シミやそばかすを改善する効果のある有効成分ですが、副作用が出る場合もあるため、使用には注意が必要です。
シミができやすくなる原因に対して効果を発揮!
40代・50代・60代と年代が上がるにつれて、シミができやすくなります。
その理由は、
①:紫外線によるダメージが蓄積される
あ
紫外線は、メラニンの生成を促進する働きがあります。加齢とともに肌の弾力が低下し、紫外線を浴びてもダメージを修復しきれなくなり、シミができやすくなります。
↓ ↓ ↓
ハイドロキノンは、紫外線によるダメージを修復する。
②:肌のターンオーバーが遅くなる
あ
肌のターンオーバーは、若い頃は約28日周期で行われていますが、加齢とともに遅くなります。ターンオーバーが遅くなると、メラニンが排出されにくくなり、シミが濃くなってしまうのです。
ターンオーバーの目安 | |||||
---|---|---|---|---|---|
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
約20日 | 約28日 | 約40日 | 約55日 | 約75日 | 約100日 |
ハイドロキノンは、肌のターンオーバーを促進させる。
このことから、そのため、40代・50代・60代のシミ治療においても、ハイドロキノンは有効な治療法の一つです。
肌質別にみたハイドロキノンの効果
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制する作用があるため、シミやそばかすなどの美白効果が期待できる成分です。しかし、肌への刺激が強いため、肌質によっては注意が必要です。
乾燥肌
あ
乾燥肌は、肌のバリア機能が低下しているため、ハイドロキノンによる刺激を受けやすい傾向があります。そのため、濃度が低い(1.5~2%)ものを使用するのがおすすめです。また、保湿成分を配合した商品を選ぶと、乾燥を防ぐことができます。
敏感肌
あ
敏感肌も、肌のバリア機能が低下しているため、ハイドロキノンによる刺激を受けやすい傾向があります。そのため、濃度が低い(1~1.5%)ものを使用するのがおすすめです。また、安定型ハイドロキノン配合の商品を選ぶと、刺激を抑えることができます。
オイリー肌
あ
オイリー肌は、肌の皮脂量が多いため、ハイドロキノンが肌に浸透しやすい傾向があります。そのため、濃度が高くても(4~5%)使用できます。ただし、肌の状態によっては刺激を感じる場合もあるので、様子を見ながら使用しましょう。
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制する作用があるため、使用を中止すると、シミが再発することがあります。そのため、継続して使用することが大切です。
エイジングサイン別にみたハイドロキノンの効果
ハイドロキノンは、以下のエイジングサインに効果が期待できます。
シミやそばかす
あ
シミやそばかすは、メラニンの過剰な生成によって起こります。ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制することで、シミやそばかすの改善に効果を発揮します。
くすみ・くま
あ
くすみやくまは、メラニンの蓄積や血行不良によって起こります。ハイドロキノンは、メラニンの蓄積を抑制し、血行を促進することで、くすみやくまの改善に効果を発揮します。
毛穴の開き
あ
毛穴の開きは、肌のハリや弾力が低下することで起こります。ハイドロキノンは、肌のターンオーバーを促進することで、ハリや弾力を高め、毛穴の開きの改善に効果を発揮します。
肌のたるみ
あ
たるみは、肌の弾力が低下することで起こります。ハイドロキノンは、肌のターンオーバーを促進することで、弾力を高め、たるみの改善に効果を発揮します。
上記のイジングサインの中でも、シミやそばかす、くすみなどの色素沈着に特に効果的です。
ハイドロキノン おすすめアイテム
ハイドロキノン配合の化粧品は、さまざまなメーカーから販売されています。その中でも、おすすめのハイドロキノン配合の商品を紹介します。
市販のハイドロキノンクリームで人気の商品
ハイドロキノンやその他の美白成分を配合しており、シミやそばかすを薄くする効果が期待できます。
ビーグレン Qusome ホワイト2.0
あ
ビーグレンが独自開発したQusomeテクノロジーを採用しており、ハイドロキノンを角質層のすみずみまで届けることが可能。また、保湿成分も配合されているため、シミを消すだけでなく、乾燥によるくすみや肌荒れもケアできます。
リピ中です。 シミが消えるというより薄くなる程度ではありますが 最初の使用感はとても気持ちよく顔全体がパっと明るくなり 感動したのを覚えています。 敏感肌でも刺激なく使えるので続けていきたいなと思っています。 夜だけでよいのもポイント高いです。 |
アバンタイム トーンショットクリーム
あ
ハイドロキノンに加えて、ビタミンC誘導体やコラーゲン、ヒアルロン酸などの美容成分を配合。シミを消すだけでなく、肌のハリや弾力もアップさせることができます。
就寝前に一日1回、約1ケ月気になるシミに塗り込んだ結果かなり効果が見受けられ満足しています。チューブ1本で約3ケ月位使えるとのことですので、根気よく使い続けてみたいと思います。 |
ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ11
あ
「新安定型ハイドロキノン」を高濃度に配合し、 マイクロカプセルに閉じ込めることにより、夜の間中、肌に働きかけます。シミを短期間で消したい人におすすめの商品です。また、保湿成分も配合されているため、乾燥による肌荒れも防ぐことができます。
これまでいくつかの商品を使ってきましたが効果が確認できなかったため、こちらの商品を使い始めたところ、気になっていたシミがどんどん薄くなりました。おかげさまでもう4回目のリピです。 |
ランテルノ ホワイトHQクリーム
あ
ハイドロキノン5%を配合しており、シミを徐々に消したい人におすすめの商品です。また、保湿成分も配合されているため、乾燥による肌荒れも防ぐことができます。
使い始めて4ヶ月くらいです。頬にある1cmくらいのシミに夜だけ塗り続けた結果、今では、ほぼどこにシミがあるのかわからないくらいになりました! ただ、肌が赤くなって痒みがでたり、凹凸ができて荒れてしまうこともありました。そんなときは少しお休みして、肌荒れが治ったら塗るようにしてきました。それでも、まだ中身は半分以上残っています! 肌が荒れるリスクはあるので、使用は自己責任ですが、悩んでいる人は試してみてほしいです。 |
VELUS 純ハイドロキノン5.0%
あ
ハイドロキノン5%を配合しており、ピンポイントでシミを消したい人におすすめの商品です。また、保湿成分も配合されているため、乾燥による肌荒れも防ぐことができます。
信じて朝晩使用してみたら、20日程で赤みが引いて来ました。大きなシミはまだ変わりありませんが、小さいシミが薄くなって来たので、頑張って続けてみます! |
シミにおすすめ人気の商品
ハイドロキノン配合ではありませんが、シミやそばかすを薄くする効果が期待できるアイテムもあります。市販のハイドロキノンクリームよりも効果が期待できる場合があります。
メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液
あ
ロート製薬が販売する医薬部外品の美白クリームです。ビタミンC誘導体を配合しており、シミの原因となるメラニンの生成を抑える効果が期待できます。また、保湿成分も配合されており、乾燥によるくすみもケアします。
お顔のシミを消す美容液です。一滴ずつ出てくるタイプの美容液。美容液の人気ランキングで1位。先が細めのチューブになっていて、量が調整しやすく、1日1回4-5滴でよく、5-6ヶ月もつのでコスパが良い。シミ部分に集中治療していたら、夫からシミが薄くなってきたと言われた。 実際、1ヶ月でシミがほとんど見えなくなってきた。 |
ポーラ ホワイトショット SXS
あ
ビタミンC誘導体や、肌のターンオーバーを促進する美白有効成分を配合しています。また、肌の潤いを保つ成分、肌のハリを与える成分も配合されています。
目の下のシミがかなり気になっていたので購入してみました。 テクスチャーはのびはそれほどなく、シミの上にしっかり乗る感じ。2~3週間使ってみたが、シミが薄くなったような気がします。なくなったらリピートしたいと思います。 |
資生堂 エリクシール ホワイト スポットクリアセラム
あ
シミ・そばかすを防ぐ薬用美白美容液です。有効成分として、メラニン生成の抑制に効果的な「トラネキサム酸」と「4MSK」を配合しています。また、肌のターンオーバーを促進する「ナイアシンアミド」や、肌を整える「グリチルリチン酸ジカリウム」なども配合されています。
まだシミを気にしてなかった頃から使い始めて、すでに8、9本リピートしてます。朝夜ともにケチらないで塗って、朝は上からしっかりUVカバーもした方がいいです。3年経って1番実感したのは、最近同い年の友達がシミに悩む中 シミないよね?!とみんなに言われます。マスクしてもこめかみは出る部位なのでここを重点ケアしてて本当によかった。人から言われるようになり、これは手離せない存在になりました。 |
ハイドロキノンの注意点・副作用
ハイドロキノンは、シミやくすみの原因となるメラニン色素の生成を抑える効果のある成分です。市販の化粧品や医薬部外品にも配合されていますが、濃度によっては副作用のリスクもあります。
ハイドロキノンの注意点:
- 刺激の強い成分です。使用前にパッチテストを行い、肌で確認しましょう。
- 紫外線によってメラニン色素の生成が促進されるため、使用中は日焼け止めを塗って紫外線対策を徹底しましょう。
- 傷や湿疹のある部位には使用しないでください。
- 妊娠中や授乳中の方は使用を控えましょう。
ハイドロキノンの副作用:
- 短期的な副作用
赤み、ヒリヒリ感、かゆみ、乾燥、皮むけ、発疹、アレルギー反応
あ - 長期的な副作用
白斑、発がん性(濃度5%以上で発がん性のリスクがある)
ハイドロキノンは、シミやそばかすを薄くする効果のある成分ですが、刺激が強く、副作用のリスクもあるため、使用には注意が必要です。
【Q&A】ハイドロキノン!疑問・質問に答えます
ハイドロキノンは、美白成分として人気がありますが、使用にあたってはいくつかの疑問や質問が出てくる方も多いのではないでしょうか。ここでは、ハイドロキノンに関する疑問・質問い答えます。
Q:ハイドロキノンでシミは消えますか?
はい、ハイドロキノンはシミを薄くする効果があります。
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制する作用があり、シミの原因となるメラニンを減らすことで、シミを薄くすることができます。 ただし、ハイドロキノンは、シミの種類や大きさ、深さによって、効果の程度が異なります。
また、ハイドロキノンの濃度や使用期間によっても、効果が異なります。 一般的に、ハイドロキノン2%程度の濃度で、3ヶ月程度の使用で、シミが薄くなる効果が期待できます。ただし、シミが深い場合や、濃いシミの場合は、効果が弱い場合もあります。
Q:ハイドロキノンで黒くなったシミは治りますか?
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑制する作用があるため、シミの治療に用いられています。しかし、ハイドロキノンを長期間連用すると、メラノサイトの働きが低下し、メラニンの生成が過剰に抑制され、逆に肌が黒くなる「組織黒変症」を引き起こす可能性があります。
組織黒変症は、通常、ハイドロキノンを2〜3%の濃度で1年以上連用した際に発症すると言われています。ただし、個人差があり、濃度や連用期間が短くても発症する可能性もあります。
組織黒変症を発症した場合、ハイドロキノンの使用を中止することで、徐々に症状が改善していきます。しかし、完全に元に戻らない場合もあります。
- ハイドロキノンの濃度は、2~4%程度の低濃度のものを使用する
- 使用期間は、5~6ヶ月を目安とし、2~3ヶ月の休薬期間を設ける
- 日焼けを避け、紫外線対策をしっかりと行う
Q:ハイドロキノンは使えない人はどんな人?
ハイドロキノンは、メラニン色素の生成を抑制する作用があるため、美白効果が期待できる成分です。しかし、その一方で、刺激やアレルギーなどの副作用も報告されています。そのため、以下のような人は、ハイドロキノンを使用できない人もいます。
- アトピー性皮膚炎や乾燥性皮膚炎などの肌トラブルがある人
- ニキビや吹き出物などの炎症がある人
- 日焼けをした直後や、日焼けしやすい人
- 妊娠中または授乳中の人
赤み、かゆみ、腫れ、ヒリヒリ感、色素沈着、色抜け、かぶれ、乾燥などの肌トラブルを引き起こす可能性があるのでハイドロキノンを使用する場合は、必ず使用説明書をよく読み、正しく使用するようにしてください。
Q:ハイドロキノンは色抜け・白抜けするの?
ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素の生成を抑制する作用があります。そのため、シミを薄くする効果がありますが、同時に、肌の色全体が白くなる「色抜け」を引き起こす可能性もあります。
今現在、5%程度のハイドロキノンでは白い色抜け(白斑)は報告されていません。
ですが、ハイドロキノンの濃度が高いほど、使用期間が長いほど、起こりやすくなります。また、紫外線を浴びた場合にも、起こりやすくなりますので、濃度が5%以下のものを使用しましょう。 使用期間は、2~3ヶ月以内を目安にしましょう。
Q:ハイドロキノン 皮むけ いつまで?
ハイドロキノンは、皮膚のターンオーバーを促進する作用があり、シミやくすみを薄くする効果があります。しかし、その一方で、皮膚が剥けるなどの副作用が出ることがあります。
ハイドロキノンの皮むけは、塗布を始めてから1週間ほどで、塗った部分の皮膚が赤くなり、その後、ポロポロと剥がれ始めます。この状態は、2週間ほど続くことが多いようです。塗布を始めてから2週間をピークとし、その後だんだん落ち着いていきます。
ですが、皮むけがひどい場合や、我慢できない痛みを感じる場合は、一度使用を中止し、必ず皮膚科を受診するようにしましょう。
皮剥けが起こるのは、ハイドロキノンがメラニンの生成を抑制して、古い角質を剥がすためです。皮剥けが終わると、シミやそばかすが薄くなっているのがわかるはずです。
Q:ハイドロキノンは何パーセントがいい?
ハイドロキノンの濃度は、効果と副作用を考えて選ぶ必要があります。 濃度が低いほど、刺激は少ないですが、効果も得られにくくなります。濃度が高いほど、効果は高くなりますが、刺激も強くなります。
- 濃いシミや広範囲のシミには、4~5%の濃度が効果的です。
- 肌が敏感な場合は、1~3%の濃度から始め、徐々に濃度を上げていくとよいでしょう。
- 刺激が少なく、使いやすいものを希望する場合は、1~3%の濃度がおすすめです。
一般的に、市販品では1~3%の濃度が主流です。この濃度であれば、比較的刺激が少なく、安全性も高いと考えられます。ただし、シミの種類や状態によっては、効果が十分に得られない場合があります。4~5%の濃度は、医療機関で処方されることが多い濃度です。この濃度であれば、シミの色素をしっかりと漂白することができますが、刺激も強くなるため、使用には注意が必要です。
肌の状態やシミの種類によっては、刺激が強い場合もあります。低濃度から始め、徐々に濃度を上げていくとよいでしょう。
Q:ハイドロキノン5%は安全に使える?
ハイドロキノン5%は、シミやくすみなどの美白効果がありますが、発がん性があるとの指摘があります。
動物実験では、ハイドロキノン5%の使用により、皮膚がんの発症リスクが高まると報告されています。しかし、ヒトに対する発がん性については、まだ十分なデータがありません。
ハイドロキノンは刺激性があり、かぶれや炎症などの副作用が出ることがあり、ハイドロキノン5%を使用する場合は、注意が必要です。
Q:ハイドロキノンの代わる美白成分は?
ハイドロキノンの代わりに、レチノールやトレチノインなどの美白成分を使用する方法もあります。これらの成分は、ハイドロキノンほど効果は高くないものの、発がん性や刺激性などの副作用が少ないと考えられています。
まとめ|美白やシミの改善に効果的
ハイドロキノンは、シミやそばかすなどの原因となるメラニンの生成を抑制する作用がある美白成分です。医薬部外品と化粧品に配合されており、使い方や注意点に注意して使用することで、シミやそばかすを薄くしたり、予防したりすることができます。
ハイドロキノンは、市販の化粧品も多く販売されています。
ただし、ハイドロキノンの配合率は、化粧品によって異なります。 ハイドロキノン配合化粧品を購入する際は、配合率を確認して、自分の肌質やシミの状態に合ったものを選ぶようにしましょう。
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おすすめハイドロキノンアイテム
最後までお読みいただきありがとうございました。